読了本
- 「オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手 (角川ビーンズ文庫)」白皙の底知れぬ詩人と、病弱と言うと激怒する薬師、元暗殺者の少女の一行。雰囲気は「されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)」「ドラゴンキラーあります (C・NOVELSファンタジア)」に近く、殺伐とした世界観、人間関係だけどどこかコメディぽくもあるという感じのシリーズです。読むと面白いんだけど、確かに地味だな。ラスト、いきなりネタ晴らしがはいってきたのでびっくり。でも、これで面白くなってきました。次は自腹で買おうかな。絵柄はゴシックですが、中身はけばけばしくないので、ちょっと印象が違いました。カナギなんてもーぜんぜん耽美な性格ちゃうし(笑)。
「…………お前なあ。そうやって他人に手を出す前に、とっとと自分を救ってやれよ」
カナギ「オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手 (角川ビーンズ文庫)」(栗原ちひろ・角川ビーンズ文庫)p89より
- 「花に降る千の翼―祝福の王女 (角川ビーンズ文庫)」南の諸島王国、タリマレイの王女イルアラと、神の国ラロヘンガからやってきたイルアラを守護するエンハスの恋愛ファンタジー。スロワネア編終結の巻です。やっとこさイルアラが告白してくれたので満足。