なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 蛇神の女王 - ベルガリアード物語〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)」旅の仲間と出会い、別れ、また新たな仲間と出会いながら旅を続けるガリオン。彼は、ある国で王女セ=ネドラと出会う。ただのわがまま王女に思えた彼女だが、利口で可愛らしいところもあり……。前半が退屈で眠くなったが、後半、セ=ネドラがでてきて面白くなってきた。たぶん、前回はこのへんで次に進めなくなった気がする。ベルガリアードの特色は、種族の違い、ではなくて、民族の違いを色としているところだと思う。さまざまな国の文化、やりかたをあらわしてはいるが、それをお互いに一方的に否定すること無い旅の仲間がよい。
  • 窓の向こうは夏の色―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)」短編集。ラストの話は少し苦い終わり方だった。シャーリーの寄宿舎時代の話は、萌える人がいるだろう。こどもの頃からこんな冷めた奴だったのね……。
  • マーベラス・ツインズ (2)地下宮殿の秘密 (GAME CITY文庫 こ 2-2)」悪人谷で育てられた小魚児は口が達者で、それだけで戦いをのりきる能力を持つ。崖から飛び降りた小魚児は、謎の地下迷宮で宝に囲まれるが、そこから抜けだすことに力を注いでいた。前回の方が面白かったような気がする。女の子成分が少ないからだ。きっと。もう一人の主人公が出たかと思ったらすぐいなくなってしまったのが残念。

 小魚児は幼いとき、悪人谷で「恐怖心」を捨てるように訓練された。そのため彼は「恐い」と感じる状況になればなるほど、「おもしろい」と感じるようになっていた。
マーベラス・ツインズ (2)地下宮殿の秘密 (GAME CITY文庫 こ 2-2)」(古龍・川合章子訳・コーエーGAMECITY文庫)p259より