読了本
- 「龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)」第十八皇女の月華(ベルカ)は、下町を出歩く悪い癖があった。そこで見たのは、剣をふるう一人の青い目の男。彼の名は涼狐(ジャンゴ)。この都市では迫害されている民族、言愚の一人で、講武所での下働きで糊口をしのいでいた。交わることのないはずの二人の道が、交わる時がきた。冒頭の大量惨殺、そして月華の愛らしさ、残酷な無邪気さ、涼狐の孤独、諦観と、さすが秋山瑞人、という心に残る場面が多いです。情景がいいよなー、秋山瑞人さんは。上手くアニメ化したらすごい作品になりそうなものがたくさんありますね。すごくよかった。おすすめです。
ただ、晴れ晴れとした寂しさがあるのみだった。
「龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)」(秋山瑞人・電撃文庫)p86より
- 「夏目友人帳 6 (花とゆめCOMICS)」本誌で連載された短期集中連載三回分+ショート二本、+別の短編一本。アニメはちょっと楽しみになってきた。ニャンコ先生(井上和彦さん)がむばれ。
- 「きゃらめるBOY 1 (花とゆめCOMICS)」年下少年とのらぶらぶもの。といっても、告白はしていない。いちゃいちゃな雰囲気が好きな人向け。
- 「空の少年 (花とゆめCOMICS)」短編集。うーん、ふじつか雪さんは短編はいまいちだなー。
- 「屍鬼 1 (ジャンプコミックス)」「屍鬼 2 (ジャンプコミックス)」小野不由美さん原作。買うのやめようかと思っていたが、買ってしまった。絵はなじまないが、恐れていたほどではなかった。本編を思い出すのに役に立つ、という感じか。
- 「パリの迷い方」パリ生活記エッセイ。表紙の絵柄は好きではないのだが、読んでいると嫌み無く楽しめた。男性のこういうエッセイは珍しいような気がする。
- 「ぼくのご主人様!?〈4〉 (富士見ミステリー文庫)」短編集。男女が入れ替わる異世界もの+メイド。なんといっても文化祭が楽しげでよろしかった。胸にこだわる春生ちゃんはちょっと修行がたりないのでは(^^;)。作者が女性らしい点もきちんと描かれているのが、安心して読める。次は最終巻。