読了本
- 「修道士の頭巾―修道士カドフェルシリーズ〈3〉 (光文社文庫)」カドフェルシリーズ第三弾。修道院の敷地内で毒殺事件が起きた。カドフェルが現場に向かった先で再会したのは、かつて結婚の約束さえ交わした女性だった。殺されたのは彼女の再婚相手。四十年ぶりの再会で一目見てわかるって!すご!今回も若者がいろいろとがんばっていて、それをサポートするカドフェルが年よりならでは!な感じでまたかっこよくて、とても面白かった。
カドフェルは修道士という特異な探偵像であるが、決して身も心も真っ白というわけではなく、「若いころは結構イケイケだった」という過去を持つ。
五條瑛「修道士の頭巾―修道士カドフェルシリーズ〈3〉 (光文社文庫)」(エリス・ピータース・岡本浜江訳・光文社文庫)巻末エッセイ 「再開を祝して」より
- 「秋津島 惑いし宿命の乙女 (GA文庫 た 4-2)」広島の厳島(いわゆる宮島)で佐唯は、一人悩んでいた。このまま斎になってしまっていいのか。そんな彼女を襲う男達の目的は?いんや〜面白いなあ。スピードはやや遅めなのですが、まさに「惑いし乙女」!しかも、その迷っているうちにも時間は刻々と進んでいくのがまた残酷で。セカイ系でない「アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)」みたいな。つーか、これ少女小説だよね?(笑)ラストももー、こんな終わりかい、みたいな。次を読むのが楽しみです。鷹野祐希さんのあとがきは爆笑した。絶対怪しい女だって、それ!私は逃げるね!
- 「絶対可憐チルドレン 8 (少年サンデーコミックス)」「絶対可憐チルドレン 9 (少年サンデーコミックス)」自分へのご褒美に2冊購入。
- 「KATANA (4) 七支刀」刀の魂を見ることのできる刀鍛冶の孫息子が主人公。主人公はそれ以外に特殊能力を持たないので、ややヘタレ。古墳のどんでん返しはびっくりした。