読了本

• 「1/2のヒーロー (1/2のヒーローシリーズ) (コバルト文庫)」ギャンブル……というよりは確率とイカサマでひとをだますことが得意な少年が主人公の話。仲の良かった従兄が帰ってきて、今年の神事に参加するという。彼らの村には「百目様」という予言を得手とする神様がいるのだが、今年の神事は特別なようで……。なるほどなるほど、とふつうに読んでいたら、最後の短編で……！こ、これBLだったのですか！普通のだと信じて読んでいてBLに当たるとものすごくショックなんですけど！なんかだまされた感が……ぐほ！あーびっくりした……。短編でいきなりあんな濃いシーンつくる必然性ってあるのかなぁ。やめてほしい。せめて本編でやってくれ。

　七穂美也子さんの他の著作はBLじゃないみたいなので、他の作品を引き続き読むつもりです。コバルトのBLは、今まであたったことがなかったので、それもショックのうちかも。X文庫ホワイトハートのように、はっきりと印があるといいのになぁ。コバルトは、男女でもそういうシーンはないので、本当に心の準備ができていなかった。
　最初からBLとわかっていれば、こんな拒否感はないんですけどね。こう、覚悟がいるというか。前提って大事だなと思います。こないだ、これは一巻完結だと勝手に信じて読んでいたものが、実は上下巻で裏切られた感を味わったのとすごく似てる。