なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • アネットと秘密の指輪 お嬢様と謎の貴婦人 (角川ビーンズ文庫)」貧乏人育ちのお嬢様が主人公のシリーズ第二巻。公園で出会った女性を侍女に雇ったが……。すっかりらぶモード入ってますなあ……。もうちょっとキャラクターを増やしてもいいんじゃないかと思いました。女の子増やしましょ!
  • ぶたぶた (徳間デュアル文庫)」ピンクの豚のぬいぐるみが、まるで人間であるかのように自然にふるまうシリーズ第一作目。「いい話」で終わらない話があったらもっと面白くなるのになあと思ってしまった。
  • ザ花とゆめ 2009年 6/1号 [雑誌]」今回はなかなか豊作だった。制服男子特集のせいか(笑)だいたい面白かった順。

 「恋する制服!」(きの真尋)デビュー作だそうなのでこれからに期待。絵が魅力的だし(特に赤くなってる顔)、三角関係からのもっていきかたもなかなかよい。
 「なんにも知らない」(空安宿)ほっそい線の絵柄も好きだし、運転手、いいよね(笑)。
 「恋情経路」(ミドリノコ)無表情な主人公にひかれた。この人も注目です。
 「言霊ヨミガタリ」(島田ちえ)言霊を「読める」女の子と「操作できる」男の子の話。ストーリーがよかった。
 「ボクと魔女の夏休み日記」(保嵩ハルカ)地味な絵柄だけど、男の子目線の話がよかった。
 「ニブンノワン!王子」(中村世子)犬の姿になる王子とのラブコメ。絵柄がキュート。話もよいですね。
 「アネモネ生花店」(南マキ)なかなか話がかわいらし。

  • 花の道は嵐の道―タマの猫又相談所 (TEENS’ ENTERTAINMENT)」化け猫のタマに何かと相談してしまう気の弱い高校生の主。花道部になんだかんだに入部させられてしまうが、花道部をつぶして茶道部だけで和室を占領しようとたくらむ茶道部部長がいて……というお話。ラストの「災難」は、笑った……。部費がないために、花材をゲットするため、庭の花をごっそりとっていくところとか、あまり激しすぎない楽しい部活ライフでした。猫のイラストも可愛らしい。続巻が出るといいな。
  • 封じられた街・薄氷(うすらい)のディープシャドウ (TEENS' ENTERTAINMENT6)」大人には信じてもらえないけど、この街はおかしくなってしまった。恐怖と戦いながら、こどもたちは手を握りしめて、「それ」に立ち向かう覚悟を決める。サスペンスというか、ホラーというか、ダーク・ファンタジーというか、そのあたりの境界線な雰囲気の物語でした。面白かったし、後味は良かったんだけど、夜読むべきではなかった……ちょっと悪夢みちゃったよ(笑)。前の巻ほどはホラーテイストがなく、薄氷の上を歩くかのようなどきどき感が残りました。大人向けの本の引用があったり、カタカナの専門用語が章タイトルだったり、なかなかシックなつくりなので、ちょっと大人びた思春期のひと向けかなという感じでした。「閉じられた箱」の話は、なかなか秀逸だった。そう考えるといろいろとなるほど、と思う。無理やり開けていいものでもなく、見られたらやだし、とか。