読了本
- 「千年の時を忘れて (エンタティーン倶楽部)」いなくなってしまった幽霊の真駒が帰ってきた!?動揺してうまく真駒と話せなくなってしまう静枝。真駒は真駒でなんか様子が変?シリーズ第2弾。最初の巻でなんだそれ!と思ったらすとから、こんなつながりかたでなんだそれの二乗(笑)。これは、こどもたち的には許可なの?しかも神主さん押せ押せだし。いいのか?押し進めてしまって?まあ、こどもだからいいってことなのかなあ……。というところはおいておいて、このシリーズは、日常の謎を真駒が和歌をつかって読み解いていくというのが多分本筋です(笑)。けっこういろいろな事件になっていてバラエティに富んでいた。
「みにくい言葉を使わないことだ。きらいとか、いやだとか、うざいとか、死ねとか、死にたいとか、そういう言葉は、心を荒らす雑草をどこまでものばす肥料のようなものだ。人に対して放った言葉も、自分の心をだめにするのだ。だから、そういう言葉は、口に出さない。心の中でもつぶやかない。紙にも、ブログにも書かない。」
神主さん「千年の時を忘れて (エンタティーン倶楽部)」(沢村凛・学研エンタティーン倶楽部)p72より
- 「女に生まれてみたものの。」菅野彰さんによるいろんなこと体験してみましたエッセイ集。タイトル詐欺だ(笑)。読み終わって、残ってるのって、会津藩と長州藩の関係だけだもん。確実に学んでるよな>作者と担当。
- 「赤き月の廻るころ 紅蓮の王子と囚われの花嫁 (角川ビーンズ文庫)」少し変わった能力を持っている妾腹の王女が、他国への密偵として出向くことに。いやいや、それはありえないだろ的な設定ですが(密偵は使い捨てが基本だろ、王女の能力も密偵としてはたいして役立ってないみたいだし)、まあそれはおいておいて。たくさん男子を配置しているのは、サービスサービス、みたいな感じで、いまいちだなーと思いました。能力がもうすこしどんな能力なのか描かれていればもうちょっといけたかもしれません。