読了本
- 「宮廷神官物語 ふたりの慧眼児 (角川ビーンズ文庫)」韓国風異世界ファンタジー。もう一人の「慧眼児」が現れて、天青は彼と親しくなろうとするが、彼の様子はどこかおかしい?基本男ばっかりですが、今のところそれっぽい雰囲気はなく進んでいます。珍しく、続く!なラストだったので次が楽しみ。
- 「鉄道員は見た! (新潮文庫)」鉄道員によるメルマガからできた本。二人の鉄道員によるエッセイ集。
- 「7 days wonder―紅桃寮の七日間 (TEENS’ ENTERTAINMENT)」「紅桃寮」「七日間」「開かずの部屋がある」というキーワードで、四人の作者(加藤実秋、野村美月、緑川聖司、谷原秋桜子)が書いた短編集。男子寮だったり、女子寮だったり、○○だったり。ハルは女の子だろ!と一人で勝手に思い込んでいました。
- 「フリーター、家を買う。」以前某サイトにて連載されていたもの+脇役視点の短編(こっちはラブコメ)。母親が病気となって慌てるフリーター。ダメダメだった今までの生活を改めざるを得なくなってしまった彼の奮闘記です。すごくまっすぐな話なので、うけつけない人もいるかも、というくらいだけれど、私は、自分と重なるところがあるのでとても痛い話だった。痛いけれど面白い、というか興味深く読ませていただきました。あ、ラストにちょいラブコメありますけど、基本は若者の自立、かな。かっこいい大人もいて、うまくいきすぎな気もするけど、うまくいって嬉しい気持ちもたくさん。痛かゆい話が大丈夫でないとだめかもだけど、私は好きだよ。痛い気持ちも必要なんだ。私には。
「お帰り、千葉ちゃん」
「フリーター、家を買う。」(有川浩・幻冬舎)P248より