読了本
- 「雪蟷螂 (電撃文庫)」長い間戦が続いていたフェルビエ族とミルデ族。それぞれの族長同士の婚姻によって平和が訪れるはずだったが……。冬山が舞台の異世界ファンタジー。今までの紅玉いづきさんの話よりは大人っぽい感じでした。雪の散る上で青空が広がっているようなイメージ。
「この婚礼に祝福を。私は、私たちは、もう、許されたい――許したいのです」
「雪蟷螂 (電撃文庫)」(紅玉いづき・電撃文庫)p139より
- 「密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿」引っ込み思案でニートな探偵の音野くんの事件簿。なんとなく、「コロンボ」っぽい?犯人が犯罪を犯したor犯そうとしているところにやってきてのろのろ解決するところが似てるのかしら。ちょっとコメディなところがよい雰囲気です。ただ、ぐっと盛り上がるところは特にないので、この雰囲気を楽しむ話かな。兄弟の話が一番面白かった。「お兄さん」はレギュラーにして、音野くんをとりあってほしいです。音野はおろおろしてればよろしい!
信じていてよかった。音野はやればできる子なのだ。
「密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿」(北山猛邦・東京創元社)p257より