読了本

• 「バベルの歌姫 ‐悪霊娘と落ちてきた恋人‐ (B’s‐LOG文庫)」生計を立てるため、仕方なく？悪霊を飼っているルシータが見つけたのは、美青年。税金搾取のためにやってきたらしい彼から「分割払い」にしてもらうために（笑）世話をするが……。とにかくすっぽぬけた会話が楽しかった。俺様な彼よりは、やっぱり主人公の暴投気味な受け答えが楽しいですね。ビーズログらしい、天然彼女が楽しい作品でした。これはなかなか面白かった。続きも楽しみです。ところで、こないだ「天空の城　ラピュタ」を見てしまったせいで、主人公の名前を「リュシータ」と発音してしまいたくなりました（笑）。

• 「幽霊は身元不明―Dear My Ghost〈2〉 (角川スニーカー文庫)」幽霊が見える男子高校生が、今回は旧家の「あととりなはず」な男性の調査に向かう。頑強に「本人」であることを拒否している男性の謎を解くミステリ。富士見ミステリー文庫っぽい雰囲気です。高校生の姉が破天荒なインチキ？スピリチュアル・カウンセラーなのがコメディの元。ちょっと高校生憑きの幽霊の影が薄いなあ。彼女の存在意義がないような気がする。次の巻で終わりです。

• 「くるみの冒険〈1〉魔法の城と黒い竜 (フォア文庫)」くるみは、十二歳の誕生日に「魔女」になっちゃった！？現代っ子が魔女になってしまう話。うーん、低学年向けだからか、「悪」が「悪」として語られるのがいまいち性に合わなかった。まあ、村山さんなのでじきに変わっていくのかもしれないけど……とりあえず次は読まないかな。きらきらしたイラストはちょっとさすがにはずかしかった。(^^;)