なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • そして花嫁は恋を知る 緑の森を統べる姫 (そして花嫁は恋を知るシリーズ) (コバルト文庫)」領主となったエリスセレナだが、陰謀がもりだくさん。しかも、頼りの婚約者は遠く離れた地にいて……。婚約者、空気!(笑)ですが、エリスセレナは二人分活躍してくれて面白かったです。にしても、敵役があまりにもへぼすぎる……もう少し悪知恵働かそうよ!まあ、真の敵は暗躍し過ぎですけど(笑)。次の巻はエリスセレナの姉が主人公らしいので楽しみです。
  • 赤の女王の名の下に THANATOS (講談社ノベルス)」死神に関わったがために没落しつつある湊管理官が主人公。何を間違えたか、真樹を頼った湊は、洋館で事件に遭遇してしまう。湊が主人公ってどうよと思っていたんですが、もっのすごく面白かった。やっぱり、もう高槻と双子が主人公じゃ、読者の視点にならないから無理なんだよね(笑)。高槻、怖すぎるわ(笑)。特に前半はあまりに読んでたらやたらニヤニヤしてしまって困った。湊がオタクの容疑者の部屋で発見した物におもいっきり吹いてしまった。あんたどれだけ守備範囲広いんだ……!いや、作者は好きだろうとは思ってたけどさ。(笑)。 えー、このシリーズは毒とうんちくが強すぎて、あまり他人にお勧めはできないのですが、私はなんかすげー好きだなー(笑)。エンタテインメント的に笑える。うんちくは読み飛ばしても楽しいです。毒があってもだいじょうぶな方、オタク的知識にひいてしまわない方は試してみては。最初の巻より、「フォークの先、希望の後 THANATOS (講談社ノベルス)」から読むほうがとっつきやすいかも。ミステリとしては読まない方が吉。

 異世界に行ったとして、その世界にはその世界の苦労があるはずだ。
 この世界で生きるのに苦労があるように。
赤の女王の名の下に THANATOS (講談社ノベルス)」(汀こるもの講談社ノベルス)p183より