なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

Paperhouse

 「マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)」を映画化したDVD(英語版)「Paperhouse [DVD] [Import]」をやっとみることができました。DVDプレーヤをPCにつけて、更にTVにつなぐ、音声はPCからというけっこう邪道な見方……だって、UK版はそのままじゃ見れないんだもん……。以下、英語が半分ぐらいわからないけど……な感じのあらすじです。
 小説とだいぶストーリーは違っていて、主人公のアナはやや自己主張の強い、元気な女の子。誕生日?にいきなり倒れるようになってしまった。倒れていた間に見たのは、絵に描いた荒野に立つ家。どこかぶかっこうで不気味なその家はいったい……。
 原作は岩がちょー怖いのですが(これは読んでみないと怖さが伝わらない)、映画版はそれはなく(やられてもたぶん笑えるものになってしまうと思う)、家やその中のもののつくりものっぽい不気味さ、そしてパパの不気味さが怖くてぐーでした。壁とかもいちいち下手っぽくゆがんでるのが笑える。原作はパパ一切でてこないのと、そのへんのいきさつが映画版だと会話からうかがいしれなくて(英語力がないので)よくわかりませんでしたが、なんか仲たがい→よくなってめでたしめでたしという流れらしい。
 病気になってから始まる原作の方が私は好きですが、そうすると映画的には画面が映えないから仕方ないですよね〜。主役はかなり可愛げない感じの子役でした(^_^;)。マークもツンデレですからそんな感じで。その可愛げないところが、いかにも子供っぽくて好きだ〜。こび売るためにこどもやってるわけじゃないんだ的な。自転車がちょっともったいなかった。ああいう、「ないものつくる」→「しっぱいしてもやりなおし」→「できた!」的な快感が好きなんだけども。足は笑えました……足……(笑)。
 せめて字幕があればなー、もうちょい話がわかりそうなんだけど……。自分の英語力(かなりかすれてる)では限界が〜。ラストがどうなったのかまったくわからんかった(笑)。
 ところで、日本語タイトルはこれ「霊少女」とつくらしいのですが、霊がいっこもでてきません問題が……(笑)。どのへんが霊なんだ!とつけたひとに問いただしたい。ホラーではあるけど、元が心理的ホラーだからなあ。やや脚色で、パパこわ〜いになってるけど、現実世界でなにかおこるわけではなく。