なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 星図詠のリーナ〈3〉 (一迅社文庫)」地図を描くことが趣味のリーナ王女は、海図を勉強するために海のある国へ向かった。船の上でリーナたち一行が出会ったのは……。シリーズ最終巻。地味なテーマのシリーズでしたが、これにて完結。一巻の地図という世界へのわくわく感がとてもよかったのですが、それ以上のものはなかなか作るのは難しいかなーという感想です。竜はちょっと横道という感じがせずにはいられなかった。
  • 陽だまりの彼女」中学生のときの「運命の出会い」から十年。再会した二人は、結婚して幸せな生活を過ごしていた。まあ中盤のらぶらぶいちゃいちゃは有川浩級でした(笑)が、このまま終わるはずがないと思ってました。とちゅうから予想はしていたのですが、なるほどそうですか……切ない終わり方でしたが、やむをえないよなー。らぶらぶいちゃいちゃもよかったですが、その間に流れる予感の連鎖もよかったです。恋愛もの好きな人におすすめ。しばらく越谷オサムさんを追っかけよう。
  • 失恋延長戦」高校生の片恋の時も、その後にずっといっしょにいたベンジャミン(犬)。彼はどこか人間くさく、真弓子はいつも彼と会話をしていた。ぬおー!ベンジャミーン!恋愛というよりは、犬好きにおすすめ。真弓子のこころの中ベンジャミンの声がかわいくてたまらんかったです。でも、本当にそういう犬いるよねー。マンガ化とかしたら面白いかも。
  • 薔薇を拒む」身寄りのない美少年を二人、新しく雇った館には、同い年の少女が一人。彼らは何のために集められたのか……。うーん、この理由は全く分からなかった。面白かったです。館の雰囲気がとてもよいですね。ラストも背徳感がぐー。後は薔薇の香りがもっと感じられればもっとよかったかも。……あれ、庭のあのひとの存在意義は……なかった?