読了本
- 「嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)」「嘘」の姫君、宮子はほんとうに好きな人に別れを告げなくてはならなくってしまう。しかし、別れを前に、彼の手を離すことはあまりに辛くて……。ぎゅはー!ラブ方面がもももりあがってきたー!中盤までのどきどきがたまらんですのぅ。そこを後押しする女房としての馨子もまたぐー。普通の少女小説なら、宮子だけで話が進むところを、馨子がいるからこの物語、視点がある感じがする。ところでこの短編は先に収録すべきでは(笑)。前振りが無駄ではないかー。しっかりとした平安時代が舞台のラブコメミステリとしておススメシリーズです。
- 「アンティークFUGA〈2〉双魂の精霊 (YA!フロンティア)」骨董屋の少年の「兄」となった実はつくも神の風雅。二人は骨董がらみの事件を解決しつつも、ある「神」を探しているが……。一巻のBLっぽさが苦手だったのですが、二巻はそうでもなく、読めました。ふたつのものがそろったシーンがよかったです。