なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • はるかかなたの年代記 双貌のスヴァローグ (はるかかなたの年代記シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)」学院の入学式に向かう途中、少女を助けようとした少年(ただし外見は少女としか見えない)ユウ。ユウの中には、<チョールト>と呼ばれる存在がいるため、彼の力を借りれば彼女を助けることなど造作もなかったが……。おお、私の好きな感じだった。いわゆる異能学園モノですが、お嬢様も可愛いし、会長もステキ。クリスは予想以上につおくてびっくりした。次巻が楽しみです。これは買わねば……。イラストレーターの人は好きなんだけど、ちょっと見分けがつかない感じが残念でした。
  • ロスト・トレイン」誰も知らないまぼろし廃線跡がある。それを最後までたどった者は、奇跡を目にすることができる、そんな噂を聞いたあと行方不明となった「鉄」の友人を追い、彼らは「まぼろし廃線跡」を探すことになった。おおお面白かった!前半分は東京でのミステリ、後半分は「まぼろし廃線跡」を追っていく様子が幻想入りつつも語られる「奇跡」がまた……これ……鉄だったら絶対だよね!(^_^;;)いや、本作は鉄ではなくても楽しめます。なぜなら、主人公が鉄ではなく、ちょっとした廃線好き、ぐらいだからです。主役が鉄だと、そうでない読者おいてけぼりになりそうですが、そうでないので、距離感感じながらも熱を楽しめる。面白くて、読み終わるまで眠れませんでした。読み終わっても余韻を楽しむことができて幸せでした。すこし切ない話が好きな人には特におすすめ!私はこのラストけっこう好きです。選択がそうであっても、不安を残すところが絶妙。ぐふふ。そうでなくては。せいぜいがんばってくれたまへ。
  • せせらぎの迷宮 (ハルキ文庫)」小学五年生のときの文集があるはずだ、と言われて探してみたが、みつからない。当時のことを少しずつ思いだしてきたが、必ずしもよい思い出ばかりではなかった……。ダークというほどではないですが、小学生女子特有の悪気のない素直な黒さと、そこへの反応、それを思い出した大人の気持がなかなか面白かった。転校をしてきた自分としては、この嫌われっぷりはちょっと痛い。
  • (P[き]1-4)マイナークラブハウスは混線状態 (ポプラ文庫ピュアフル)」マイナーなクラブを集めたクラブハウスの住人たちの日常……というにはかなりエキセントリックな感じですが。うー……私はどうもぴりかちゃんが痛々しすぎて見ているのが辛いっす。嫌いではないんだけど……しかもなんですか、この縁談……なかったことになるのみえみえで相手がかわいそうや〜。