読了本

• 「“呪肉”の徴―グウィノール年代記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)」孤児の少女、メルは≪呪肉≫がとり憑いたことを隠して生きてきたが、大公家の変人姫であるアラストリナに救われ、彼女に仕えることを誓う。≪呪肉≫憑きとは何なのか？縞田理理さんの新作は、王家（大公ですが）もの異世界ファンタジー。ちょっと意外だ……。面白かったけど、メルを主人公にするか、アラストリナにするかはっきりした方がストーリーラインがしっかりするかなーと思いました。メルはメルでたしょうぐらついている感が否めませんでした。設定としては、異能ものぽくて各人の能力が面白そうなので期待。

• 「海が愛したボニー・ブランシェ (ビーズログ文庫)」海に嫁いだ乙女の伝説が残る国で、やむなく修道女となったボニー・ブランシュは、逃亡の途中で父母を殺したという海賊に行き遭う。新人デビュー作。うむ。確かに面白かった。新人離れしていると思う。ただ、とびぬけたものが感じられなかった＆ヒーローがいまいち……な感じなのが残念。どちらかというと、敵役の方がひかれるものがあった。続巻も買います。