読了本

• 「最果てアーケード」小川洋子さんによる「最果てアーケード(1) (KCデラックス BE LOVE)」の原作小説。どこか異国にある雰囲気の人のさびれたアーケード。そこは、それぞれに変わった品物を扱う店主と、「大家さん」がいた……というあらすじはマンガ版と一緒ですが、うーん……これは、マンガが気に入った人が原作を好きになるとはちょっと思えないかなー……マンガが好きな人はディティールとかが（私のように）気に入るのかと思うのですが、小説にはそれはない。私には物足りませんでした。その分、有永イネさんがすごいのかもしれませんが……。

• 「asin:4591127338:title」小学生向けの怪談シリーズ。小学生が手にした「怪談」本と、それに近いけど違う出来事が周囲に起きるのがポイント。今回は「紫」。「紫」の怪談といえば、「紫の鏡」あったよー！それー！！私は二十歳のとき忘れてたかなあ……？今回はなんかマンガみたいな幼馴染が主人公でした。

• 「お医者同心　中原龍之介　猫始末 (講談社文庫)」廻り方に憧れて、同心株を親に勝ってもらった光太郎。しかし、同心の世界は金とコネでなんとかなる？下手をひいた光太郎は、閑職の龍之介の元へやられるが、彼は思いのほか有能で……。龍之介さんはハーブを手に人々のこころとからだを診る医者のようなことをしています。ミステリ部分がいまいち都合よすぎでは？と思いました。うーん、この後よくなるかなあ……？