読了本
- 「カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)」インドの女学校に転校してきた純粋だけれど、芯の強い少女。彼女のルームメイトのカーリーは綺麗なインド人とのハーフで、すっかりカーリーにのぼせあがってしまうが、世界は戦前のあわただしい空気をただよわせていた。寄宿舎・ハーフ・少女同士の対立・異装・王子・怪盗・謎の母・スパイと、どんだけ詰め込めば!みたいなごった煮具合がたいへんよろしく楽しい。戦前の不穏な空気感がまた高殿さんらしいなーと思いました。
- 「夏が僕を抱く」青春・恋愛短編集。「あさなぎ」が一番好きです。姉がキスしているところをみたことのある相手である幼馴染とお見合いをすることになった女の子の話。
- 「恋はスキャンダラスに (マグノリアロマンス RW-)」ロマンス部分は読み飛ばし、老人同士のカップル(片方認知症を患っている)が超盛り上がりました。老人ホームでいちゃいちゃとかどんだけ!しかも言ってることがかっこいい!
「愛が現実的なものだって誰が言ったの?」
「恋はスキャンダラスに (マグノリアロマンス RW-)」(ロビン・ウェルズ・多田桃子訳・オークラ出版マグノリアロマンス)p406より