読了本

• 「女神と棺の手帳 甘き約束の音色 (角川ビーンズ文庫)」医者志望の女学生ケイトと、英雄のイーノットのミステリラブコメ……っていうと違うな（笑）。ミステリ的事件が起きる合間にイーノットがまーアタックアタック。油断がゆるゆるなケイトにはまーしかたないかもね。軍人の方が、キャラクター的に登場しなくなってしまったのがちょっと残念。この設定ではちょっと難しそうなので、仕切り直しが必要かも。

• 「リカーシブル」ママと弟と一緒に引っ越ししてきたこの町は、どこか「よそもの」を嫌っている？まさかのYA学園伝奇？ミステリ。今までの米澤さんの作品とはだいぶカラーが違う気がします。弟とママ、先生のキャラクターが、なかなか今までにない感じで面白かった。「ふつうはこうかな」という路線からすこしずつはみ出していってしまう感じがよい。

• 「SF JACK」「楽園（パラディスス）」（上田早夕里）と「さよならの儀式」（宮部みゆき）が読みやすくて面白かった。