なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)」次期女王になることが決定している王女レティ。今回は政情が不安定なキルフ帝国へ招待されたため、騎士たちとともに出向いたが……。より一層ラブを抜きにかかってきましたな(笑)。お互いに異性を操ることで情報を得たり、かけひきしたり、うわうわ(笑)。レティはいよいよ人たらしへの道を突き進んでいくみたいですねー。

「わたくし、ナイツオブラウンドの中で独身を許すのは、奥様を亡くしたクレイグだけに決めているの。他は必ず結婚してもらうから」
レティ「おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)」(石田リンネ・エンターブレインビーズログ文庫)p153より

  • 魔使いの運命 (創元ブックランド)」いよいよ魔王との対決が迫ってきた……のですが、相も変わらず師匠は役に立たず、ママの言葉を胸にトムが大活躍です。ここまできても師匠が役に立たないのが……なんなんですかね。そんな嫌いですか?師匠……。アリスにも大変なことが起きてしまいます。これでまた外伝かー……。
  • 純白の誓い (扶桑社ロマンス)」ウェディング会社を四人で経営している幼馴染の親友たち。マックはウェディングカメラマンとして働いていたが、彼女は母親に振り回されて、たまに我を失うことがあった。ある日であった男性は、思いっきり草食系なみかけの教師で、今までつきあった人たちとは全然違うタイプだった……。こーゆーのを待っていた。いやー、海外ロマンスは草食系がマジ少ない。内気かと思いきや、筋肉むきむだったりするし(笑)。今回は本当に地味な性格で、しかも(でかいけど)ドジっ子。かわいい……。いわゆる、通常の海外ロマンスの逆バージョンな感じで楽しめました。しかも、ヒロインが苦労性で母親を愛しているのにつきはなさなくてはいけない、その葛藤がぐっときました。がんばれーって親友と一緒に応援したくなります。こういうロマンスの悪役ってテンプレになりがちだけど、母親は、母親だけにそれだけではないところが人間ぽくてよかったです。

「それではふたりにとって充分じゃないんだよ。ぼくが申しこんだとき、きみには心の底からイエスと言ってほしいんだ」
カーター「純白の誓い (扶桑社ロマンス)」(ノーラ・ロバーツ・村上真帆訳・扶桑社ロマンス)p509より

  • 紅いドレスは涙に濡れて (MIRA文庫)」リースは、戦争に行く前に結婚を約束した女性にふられ、失望の中故郷へ戻った。その彼女と再会して、つらい気持ちを抑えられなかったが、彼女は助けを求めてくる……。無理やり……となるのかなと思ったらそうでもなく、ほぼラストまで、ヒーローが彼女を「裏切った」と責め続けるのがえー、って感じだった。私は「わたしってかわいそう」と言う人が好きではないので……。(死ぬかもしれない)戦争に行く前にそんなことしておいて、しかもお兄さんに言っておくとかもせずに一人でがまんさせて、「お前が悪い」ってそんなわけあるかー!こどもはかわいくてよかった。
  • うそカノ 1 (花とゆめCOMICS)」うその彼女に立候補したけれど、本当に好きなのは彼。「うそかの」が必要な理由は……。うわ、せつねーせつねー。しかし、この後続けるのかー……どうなるんだろ。

 今回の配本から、花とゆめコミックス?の装丁が変わったみたいです。LaLaと花とゆめで分けるのかな。