読了本

• 「聖鐘の乙女 飛べない夜鳴鳥と終焉の鐘 (一迅社文庫アイリス)」ど天然の男装ヒロインがまっすぐアタック！ネイトさんが本気だしてきた。

• 「白冥の獄1上 - 王立学院の出会い (C・NOVELSファンタジア)」「白冥の獄1下 - 武術大会の光と影 (C・NOVELSファンタジア)」元敵国の学院へ入学を果たした天才、キラーム。同室の先輩は、ほかの生徒からは避けられつつも尊敬されていて……。まさか、ここまでガチBLだとは予想だにしていませんでしたが、異世界ファンタジーとしても、確かに面白い！私はBL部分はさくっとスルー（ただ、おじさんカップルは萌えたが……）していける人なのでなんの問題もなかったのですが、拒否反応がある人はちょっと読めないかも、というぐらいの濃さでした。ご注意を。お互いの文化を理解しあえていない二つの種族のうちの一方のある特別な能力が、実は……と解き明かされていきそうなところで終わり。次が楽しみ！主人公の種族は、同性愛（特に男性同士）が許容される文化のようで、主人公も生粋の真性（母親にも許容されている）だが、なかなか先輩に許さない。対して、学院のある文化圏では同性愛は禁忌というところがポイントです。ぎしぎしもありのBLですが、そんなシーンのある主人公カップルよりは、主人公のおじカップルが萌え萌えでした。叔父さん若い頃はモテモテだったんだろうなあ。そしてその相棒の美しいこと！先輩がヤキモキしているのにニヤニヤ。学園ものなので、そのほかのキャラクターもいろいろでとても楽しかった。馬もね！

「まあ、知っていると思うが、私は面倒な相手に惹かれずにはいられないたちでね」
「白冥の獄1下 - 武術大会の光と影 (C・NOVELSファンタジア)」（ジン・ヘイル・原島文世訳・中央公論新社C Novels Fantasia）p114より