読了本
- 「校閲ガール」ファッション雑誌好きがこうじてファッション雑誌の編集になりたくて、出版社に入った悦子。校閲の仕事はきっちりやるけど、愛はない。そんな悦子が仕事で出会うひとたちは……。思ったことをつい言ってしまう悦子だけれど、それで周囲のひとたちとうまくいかない場合があったりもする。わかってくれる人たちもいるので、なんとかやっていれているけれど、というギリギリのところだなあと思いました。自分の身にも染みて痛い。
見た目が整っていることは悦子にとって正義で、見た目を整えようと努力することも悦子にとっては正義だ。
「校閲ガール」(宮木あや子・角川書店)p219〜220より
- 「ことり屋おけい探鳥双紙」夫が行方不明となり、一人で「ことり屋」を切り盛りしているおけい。ことり絡みの事件がおきて……。なかなか面白かったけど、ラストはちょっとさみしい感じで、もう少ししあわせ感が残るやりかたでもよかったかなあと思いました。
- 「迷い路 同心七之助ふたり捕物帳 (ハルキ文庫 あ 21-6 時代小説文庫 同心七之助ふたり捕物帳)」幽霊になってしまった姉の手助けを得ながら、同心として成長していく弟。もう姉離れしていい感じなんだけど……とだんだんものたりなくなってきた。