読了本

• 「軽装版 精霊の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)」再読。この版で買い集めようと思って数ヶ月。やっと買い始める気になった。読み始めたらやっぱり面白い。アニメは土の匂いがしないんだ。それが違うところだったんだなあと実感。やっぱりキャラクターだけではなくて、綺麗すぎて泥臭さがないんだなあと。アニメは、それはそれで、違う世界で、特にチャグムについては細かく描かれていてよかったと思います。ただけ、原作のような香りがぷんとしてきそうなご飯とかの魅力とは違うなあというだけで。ほんと原作はなんでこんなにごはんうまそーなんだー！くいてー！この携帯用ポッシュでは、やや漢字を多めにしてあるそうだ。確かに読みやすかった。文庫版は、どうも絵がいやで買う気になれないため、こちらで買うことに決めている。
• 「Yesterday,Yes a day (フラワーコミックス)」表紙から推測されるような恋愛ものではなく、淡々と田舎の孤独な少女と少年の幼なじみを描いているだけの話。いいよ……好きだよ……こーゆーの……。クライマックスなんてなくていいのさ……。
• 「コヅミトキ (B’s LOG Comics)」祖母の跡を継いで、村の拝み屋になった青年の話。ひとでないモノや人がでてくる話。ひねりが加えてあってこれは当たりだった。B's-LOGのマンガでは初の当たりだったような気がする。拝み屋はキャラクターも、どこかギンコっぽい感じが漂うので、そのへんの話が好きな人はいけるかも。
• 「華物語 (KC　KISS)」そして、今日の予想しない最もヒットはこれ。華道を全くやったことのなかったOLが、失恋をきっかけにはまっていく。日常の中の小さな出来事と、華をうまく組み合わせていると思う。言葉のセンスも好き。他にもう一冊出ているようなので購入決定。

「いくつになっても　春になるとまじめに生きなきゃと思うのよ」
美羽先生「華物語 (KC　KISS)」（埜納タオ・槙佑子原案・講談社コミックスKiss）p144より