なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

 読書感想を今日のひとりごとに追加。

  • 世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)」世界を救った勇者が、その後つくった家族は、それぞれ、「世界を救う者」だった!という話。父母と兄弟姉妹全員がなんらかの力を持っていて、それぞれ「世界の危機」を察して戦う義務を持っている、らしい。うーん、こういう設定先行型の話って、私はどうもなじめない……と思っていたら、なんだこの展開。うー……なんで自殺という選択肢がなかったんだろう。たとえ10歳でも、人がどう思うかなんかちょっと考えればわかるんじゃないのかなあ。自分さえ満足できればいいの?まあ自殺もある意味、自己満足なのかもしれないけど……。それは「ない」選択肢だろ、と思いました。いくら読者に衝撃を与えたいからといって、トラウマを与えたいからといって、こんなトラウマ、与える奴が明らかに「悪者」だろー。人格否定せざるを得ないじゃん。ぶーぶー。これで一気に悪印象。ラストまで、不満が残りました。2巻も借りてきてたけど、これはもう読めないなあ。残念。後で気が付いたけど、私、家族愛の話ってあんまり好きじゃない。たぶん。そのせいもあるでしょう。
  • 真昼の星 (講談社X文庫―ティーンズハート)」高校を中退し、定時制高校に通っている少女が、同級生たちや家族の思いに支えられ、少しずつ変わっていく話、と書くと陳腐だけど、なかなかいい話だった。エピソードやその時々の心情に真実味がある。挿絵は紺野キタさん。
  • 踊る世界、イヴの調律―黄昏色の詠使い〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)」読んでいたのにメモし忘れていた。クルーエルが意識を失った中で、一人戦う少年で一冊使った。いろいろと謎が明かされてきたが、ここまで世界大きくしなくていい話な気もする。平和モードでもう二、三冊くらいいけた気もする。ちょっと残念。