読了本
- 「プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~: 両手の花には棘がある、の巻 (ルルル文庫)」シリーズ第二弾。大国パルメニアに対して敵意を持つ小国の王と、その妻であり、パルメニアから王女として嫁したが実は高級娼婦の娘であるジルの話。ジルはものすごく頭がよく、実際家であるが、ある呪いから表情がほとんどなく、涙も流すことができない。それに対して王はいわゆる直情路線のバカだけどカリスマ性のある人物となっていて、二人が組み合わさるととても大きな力を持つ、しかし二人は仮面夫婦、という設定。今回は、いきなり押しかけ愛人が現れ、すんなり受けいれてしまうジルだが……という話になっている。やっぱりこのシリーズが高殿円さんでは一番好きかもー。「カーリー ~黄金の尖塔の国とあひると小公女~ (ファミ通文庫)」「カーリー ~二十一発の祝砲とプリンセスの休日~ (ファミ通文庫)」もいいですけどねー。素直じゃない話が好きな人におすすめな政治陰謀もの。