なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

 今日のひとりごとに読書感想追加。

  • オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者 (角川ビーンズ文庫)」秘密結社「闇のゆりかご」の連中による破壊工作により、闇魔法教会でずたぼろになった三人。彼らはこの場を逃げ延びることができるのか?正義をふりかざすわけではなく、ただ愚直に自分のなすべきことをなすカナギ、心を持たないと言い張る詩人、強大な魔法の力を持つが素直な少女、しかし元暗殺者であるミリアンの三人組のかけあいが面白いこのシリーズ、4巻目。今回も面白かったです。特にらぶ方面がスバラシー(笑)。

いろいろとぐたぐたと理屈をこねたり大義をかざしたりする人たちに向かって、「殴る」とかそういう単純な方法でしか反応しないカナギがものすごく快感です。あ、ミリアンって「ミミズクと夜の王 (電撃文庫)」のミミズクぽいかも。

「なあ詩人。お前……実はその顔で、実年齢は六〇代だったりしないよな?」
「違いますよ」
 詩人は即答して緩慢に瞬くが、カナギはまだ安心できない。ひきつった顔で問いを重ねる。
「じゃあ、今朝食ったものはなんだ?」
「嘘のつまった鳥のつぼ焼き」
「埋まれ! 墓に!」
カナギとソラ「オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者 (角川ビーンズ文庫)」(栗原ちひろ角川ビーンズ文庫)p23より

  • 魔法使いの娘 (6) (ウィングス・コミックス)」なんだか普通の、というのもおかしいけど、日常妖異ものになってしまってきたような気がする。まあ、いつかは順応するしかないのかなあ。彼も使い魔になってしまったようで残念。