なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

 今日のひとりごとに読書感想追加。

  • 風の王国―嵐の夜〈下〉 (コバルト文庫も 2-32 )」シリーズ最新刊。謀反が起き、翠蘭たちは国民を大勢切ることとなってしまう。大波乱の完結編。(あ、シリーズは終わってない模様です。)暴風雨だった前巻から、ひきつづき前半はもうすさまじき戦い、そしてそれが終わっても翠蘭の周囲は落ち着きません。大河歴史ロマンぽくなってきました。

「肝の太い子だな」
「翠蘭さまにそっくりです」
翠蘭とエンサ「風の王国―嵐の夜〈下〉 (コバルト文庫も 2-32 )」(毛利志生子集英社コバルト文庫)p59

  • ライトノベルの楽しい書き方 (GA文庫)」「綺麗な生き物」だと思っていたクラスメイトが、実は隠れライトノベル作家だった!いつも恐い顔をしている彼女には、実は可愛い一面があって……という話。まあ、ライトノベルらしい展開で、実に王道。小説のラストにあれというのは私はあまり好きな展開ではなかったけど、まあこの世界では受けたんなら正解か。
  • 宮廷神官物語―選ばれし瞳の少年 (角川ビーンズ文庫)」稀なる三つ目の瞳を持つ少年を探して、田舎の村へやってきた神官。悪童の彼を連れて都を目指すが……。微妙にぼーいずらぶ好きへのポイントを押さえつつ、恋愛関係にはない二人の男性と一人の少年、一匹の白虎がメインのもよう。少し私には読みにくいかなぁ。とりあえず続きは借りたので、そこまでは読むつもり。
  • ミステリクロノ (電撃文庫)」うちの神社で拾った女の子は、ピンクの髪で奇妙な服、しかも自分を「天使」だと名乗りだした。彼女が持っていた二つの不思議な道具。それは、「時を操る」?意外と面白かった。「トリックスターズ (電撃文庫)」を書いた作者が、まさかこんなまともな電撃っぽいファンタジーを書くとは予想だにしませんでした。「フツー」の男の子が、「不思議な少女」と出会い、「奇妙な力」を隠しつつ活かして謎を解決する、とちゅうちょっとかっこいいこと言ったりとか。ジャンルとしては「悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫)」に近いかも。
  • 姫宮さんの中の人3 (MF文庫J)」先輩の秘密がばれた!?「彼女」まで敵に回り、さあどうする?今回はちょっと面白かった。オタクの彼との恋愛路線と、秘密隠蔽工作の二つのプロットが上手く作用したのではないかと。