読了本
- 「RIGHT×LIGHT―空っぽの手品師と半透明な飛行少女 (ガガガ文庫 つ 2-1)」忌まわしい過去を持つ少年には、手を握るとその中のモノを消してしまうという能力だけがあった。たいして役に立たないはずのその能力と、金髪の魔法使い（ちょっと透けてる）とであったことには、関係はあるのか？ダウナー系主人公の話としてはなかなか楽しく読めました。自己憐憫にひたるだけではないのが私に向いていたと思う。次の巻も読むつもり。
- 「ヤングガン・カルナバル―天国で迷子 (トクマ・ノベルズ)」シリーズ第四作。高校生の腕利き暗殺者ヤングガン、小暮塵八と鉄美弓華が主人公。塵八は普段は目立たない漫画研究部の一員で、ちょっと女性恐怖症。弓華はあまり学校にはまじめに通っていなくて、セクシャル的な対象としては女性のみOK。今回は、戦争を前に塵八たちは呑気に漫研合宿、そして戦争突入？という流れ。一日一冊ヤングガンになりつつ。設定上、人死にが多い話なので、今回もメインキャラが一人死亡。こ、今回死ぬのはこの人か……。ううー。前の巻では正義を騙っていたにもかかわらず、あの人を殺すかちょっと悩みつつ逃げ道をつくる塵八の性格にはちょっといらいらしつつも、次巻へのつなぎがひどかったため、次巻次巻！
- 「姫の恋わずらい (フラワーコミックススペシャル)」いろいろな雑誌に掲載されたちょっと不思議系・外人・猫などの短編を集めた作品集。あいかわらずの波津節が楽しめた。
- 「Landreaall 8 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)」「Landreaall 9 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)」「Landreaall 10 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)」「Landreaall (11) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)」「Landreaall 12 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)」まとめて再読したら、伏線の多さにびっくり。まさか「スピンドル」が前の巻に出ていたとは思わなかったヨ！再読して味がでる話だなぁ。ファンタジー好きというよりは、深読み好きな人におすすめかなと思えてきました。ただだらだら読んでも面白いけど、再読するとまた面白い。おいしいです。
追記。小狐丸って、「狐は女子を守るという」……「もとめ」（from 「ヴァルデマール年代記」）じゃん！と、本屋で雑誌を立ち読みしていて天啓のようにひらめいて、一人で悶えました。何やってるんだ。
