読了本

• 「ヤングガン・カルナバル―ドッグハウス (トクマ・ノベルズedge)」「ヤングガン・カルナバル―そして少女は消えた (トクマ・ノベルズ)」「ヤングガン・カルナバル―愛しき日々、やがて狩の季節 (トクマ・ノベルズEdge)」シリーズ第5〜7作。高校生の腕利き暗殺者ヤングガン、小暮塵八と鉄美弓華が主人公だが、二人は恋仲には絶対ならず、戦友なだけ。腕を信頼はしているけど、そんなに仲がいいというわけでもない。塵八は普段は目立たない漫画研究部の一員で、ちょっと女性恐怖症で恋愛下手。弓華はあまり学校にはまじめに通っていなくて、セクシャル的な対象としては女性のみOK。最近は、恋人ができてご満悦中。5作目で、第一部完。なんだ、第一部ってこれで終わりなんだ……けっこーあっけないなあ……。6作目では、高校生として高校に侵入、護衛任務を果たそうとするが……という話。7作目は修学旅行先、韓国での闘争、アイドルとして日本に入ってきた四人兄弟との戦いとか。ううーん、ちょっとシリーズとして、銃とかに興味がない人間には、読み続けるには足りないかな。日常生活描写を入れてがんばってはいると思うけど、それが特筆すべきものにまでは至っていない、というか、あまりこの部分は好きではないんだろうな、フツーだな、というのが見えてしまうような気がしました。敵役もプロトタイプになりがちだし、こういうシリーズものは難しいのかなー。塵八がもうちょっと「予想を裏切る」動きをしてくれれば、面白くなるかもしれないけど……でもまあ、ここまで自腹で買って読んでるってことは、それなりに面白いんですけどね。万人にはおすすめできないかな、という感じです。