読了本
- 「悪魔のミカタ666〈3〉スコルピオン・デスロック〈上〉 (電撃文庫)」「悪魔のミカタ666〈4〉スコルピオン・デスロック〈下〉 (電撃文庫)」生徒会長の座をかけての体育祭編。ライトノベルらしい、「カッコよさ」が詰まった巻だなあと思った。かっこつけな格好良さではなく、「カッコイー!」と言いたくなるような青くてもかっこいい、そんなかっこよさ。これがあるからライトノベル読みはやめられないというか。そういう爽快感って、ブンガクではまず私は感じたことがない。まあ好みじゃないだけかもしれないけど。4巻はちょっとやりすぎ感があったけど(あまりにも裸祭りすぎでは)、イハナの誇りとか、よかったっす。やっと新刊に追いついてきました。
敵がいなくなってくるコウに対して、こうやって敵を「つくる」んだなと感心しました。
――自分には、奈々那やサクラのような天与の『華』こそないが。
種より育て実力で咲かせた『花』がある。
『花』を育てた自負がある。
イハナ「悪魔のミカタ666〈3〉スコルピオン・デスロック〈上〉 (電撃文庫)」(うえお久光・電撃文庫)p107より
- 「滝まくらの君」病が治らない三の宮を救うため、一の宮でありながら狐つきと言われている姫君は探索の旅へ出る。同じ頃、貴族の生活に飽き飽きしていた少年も都を出ようとしていて、遥と名乗る少年と出会う。叙述トリックキター!そうくるか〜。やられました。綺麗なイメージなんですが、良くも悪くも児童向けの範囲内かなと。
- 「天使たちのラプソディー―ヒロインは失踪中 (集英社スーパーファンタジー文庫)」ホストもこなすバイト三昧の大学生が、天才お坊ちゃまに振り回されるシリーズ二巻目。今回は芸能界ネタ。うーん、ちょっとやりすぎかなあ。なんでこんなに喧嘩強いんだ。刃物ぐらい持ちなさい>悪役。