読了本
今日のひとりごとに読書感想追加。
- 「夏のくじら」高知大学に進学した篤史は、四年前に参加したよさこい祭りに忘れられない苦い思い出があった。そのときの思い出を思い出だけにしないため、篤史はよさこいに再度、スタッフとして参加することを決める。夏のよさこいにかけた青春もの。けっこうほろ苦い話でしたが、ラストはきれいに。ラストまで苦かったらどうしようかと思った(笑)。青春ものが好きならおすすめ。ミステリマニアにはあまりおすすめはしません。そういう要素はほぼなし。
- 「赤いくつと悪魔姫 (B’s‐LOG文庫)」清水マリコさんの初少女小説。クールな美少年ぽいと評判の美少女、ハヤト。最近噂の赤いくつと黒羽虫の話が嫌でありながらきになるハヤトは、それについて幼なじみと一緒に調べ始める。その噂は、ある兄弟と関係していて……。う、うーん。これが清水マリコさんの少女小説かぁ。なんか、乙女ゲームっぽいかなあ。キャラクターとシチュエーション先行で、物語と感情がついていかないというか。清水マリコさんの、私が一番好きな作品は「侵略する少女と嘘の庭 (MF文庫J)」です。女の子にもおすすめ。謎めいた女の子が魅力的です。
- 「つるばら村の三日月屋さん (わくわくライブラリー)」「つるばら村のくるみさん (わくわくライブラリー)」つるばら村の駅前に小さなパン屋さんを開いたくるみさん。店番の猫、ニボシといっしょにやっている三日月屋には、人間のお客さんも来るけれど、たまに人間でないお客さんもきて、変わったパンを注文していく。大人の女性が読んで楽しめそうな童話。多分、くるみさんがひとりで店をやっていて、楽しそうなのがいいのだろう。「つるばら村の家具屋さん (わくわくライブラリー)」で家族の話になるととたんに魅力がとんでいってしまった。絵柄も違うし……残念。