なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 鬼灯高校退魔部 ことしろや! (GAMECITY文庫 (や01-02))」何かと災難続きで引っ越し・転校ばかり繰り返したるも、21回!そんな月子が今度転校した先の高校で、いきなり部活にスカウトされた。しかし、その部活はただの部活ではなくて……。その憑き物体質から退魔部に入れられた月子が事件にたちむかう話。始終マンガっぽい話だなあと思った。読みやすくてするする読めるし場面もイメージできるけど、それ以上のものは感じられなかった。ライトノベルらしいとはいえるけど、厚みがないというか。まあそれをいいととるかどうかの話だろう。
  • 多次元交差点でお茶づけを。 (角川スニーカー文庫)」夜の学校には立ち入り禁止なのに、同級生を追っていったらなんか奇妙なところに出た。そこは変な旅行者たちが集まるホテル?しかも同級生は支配人!日常ひたすら節約ばかりしている女の子が、奇妙なホテルでの夜間バイトをもちかけられる話。まーこーゆー話あるよねー+SF風味といった感じ。なぜに場所が高校なんだろう。どこでもいいなら、個人宅とかの方がいいじゃないかと思う。キャラクター的にはあまり好ましくない感じがして、どうもひきぎみ。語尾も強引だ。
  • SAS4 (HJ文庫)」いきなり妹が公女だと言われ、美少女ボディーガードたちがおしかけてきた!というシリーズ最終巻。まあ、読んだ感じは実質打ち切りっぽい感じです(そうは書いてないですけど)。うーん、やっぱりどっちつかずな印象で終わってしまったかなー。あそこで妹にそう言ってしまう感情の盛り上がりが全く見えなかったのが残念。ガンアクションとして、1巻は出色のできだったと思うのですが。残念残念。
  • ラノベ部 (MF文庫J)」「軽小説部」に入部した物部文香は、ライトノベルを読んだことは無かったが、マンガ、アニメ、ライトノベルに対して偏見もない、まっさらなものの見方をする子だった。その文香の視点から、ライトノベルとはどんなものか、どう楽しんでいくものなのか、ということを書いた、ライトノベル入門書、というよりはQ&A集として興味深かった。同時に、これを初心者が読んでライトノベルにはまらせる、というのは無理だろうと思った。そこまでの爆発力はない。淡々と読めて面白いとは思ったけど。1話1話がショートショート並みに短いのは、あまりない面白い形式ですね。ほぼ少女小説(BLにアラズ)についてコメントないのはどうっすか。あんだけ女子がいて、女子の新入部員に一人も少女小説おすすめしないってのはないだろ!まあ、ライトノベル関連雑誌とかではほぼ無視される対象だけどさー。面白いのもあるのにー。にー。(正確に言うと、「マリア様がみてる」だけは繰り返しふれられてるけど、読まれ方が少女小説ではないので自分で除外してました。)

「文香ちゃん、ホモは好き?
桜野綾「ラノベ部 (MF文庫J)」(平坂読メディアファクトリーMF文庫J)p27より