読了本
- 「船に乗れ!〈1〉合奏と協奏」音楽一族に育ち、自分もチェロを習いつつ哲学書に読みふけるような鼻持ちならない中学生が、三流音楽高校で合奏の楽しさを知っていく物語。最初の数十ページは、その自意識過剰さが辛くて読むの止めたくなりましたが、がまんして読んでよかった……ラストでは爆笑でした。中高生の時分って、誰しもこんなもんなんだろうなあ……でも、サトルは意外と素直なところもあって、ちゃんと人を慕ったりもできるので、そのあたりが、他人から好かれる一因なんだろうなあと思いました。「雨にもまけず粗茶一服〈上〉 (ピュアフル文庫)」に非常に良く似たキャラクター設定かも。男の子たちがいまいちクローズアップされていないような気がしたので、次の巻ではそれを期待。一番好きなのは倫理の先生。授業受けたい!