読了本
- 「七人の敵がいる」息子が小学生になって、父母会やら自治会やらなんやらにやたらと参加するはめになってしまったキャリアウーマンのお母さんである陽子。息子の陽介のためにがんばってはみるが、いらいらすることもしばしば……て息子も敵なんだ!そんな伏線が!んー、でも陽子さんはそんなことのためにがんばってるんじゃないよ!息子はじゅうぶん愛もらってるよな!一番ひどいなーと思ったのは、やはり少年スポーツ団。なんか変えてく必要はあるんだろうなあ……。やたらと攻撃的な陽子さんは、自分も似たように見られているんだろうなあという自覚はあります……まあいいけど。自分がPTAなどに向いていないことは自覚しています……ガクブル(笑)。うちの親はどうしのいでいたんだろう……。エピローグはなくてもよかったかなあ……そこまでしなくてもいいような。ただ、こういう小説を求めている人がいるのはほんとだと思います!うっぷんたまるだろうなあ……めんどくせー……。
「あんたは正論で相手を追い詰めていくタイプね。いやあ、追い詰めるなんて生やさしいもんじゃないか。立っているものすべてをなぎ倒す勢いよね。被災地にはもう、ぺんぺん草一本残らない感じ」
「七人の敵がいる」(加納朋子・集英社)p93より
- 「このこここのこ 3巻 (IDコミックス REXコミックス)」で、でてるの気づいてなかった……!血のつながらない家族のシリーズ、完結です。やっぱり大好きだー。遥斗のひょーひょーと素直な人柄が面白い。そりゃー千紘も落ちるわ。あー、でももっと長くやってほしかった。打ち切りかなあ……ちびっこ関連の話とか、もっと見たかったなあ……大人はわりとどうでもいいけど。仲直りしてからからかわれながら……とかが最上じゃねーか!なァ!(笑)血のつながらない家族ものが好き(非恋愛寄り)な人ならおすすめ。
後記・そーいや茉由子が三巻はゼロだったのがかわいそう……長く続けば、茉由子からの告白ぐらいはさせてもらえたかもしれないのに(笑)。
- 「千波万波 画業30周年&「雨柳堂夢咄」連載20周年記念集 (ソノラマコミックス)」波津彬子さんの画業三十周年記念のファンブック。とかいいつつも、雨柳堂の書き下ろしが二本+雨柳堂傑作集+雨柳堂以外の初期作品が二作+短編再録三作と、マンガがたくさんありました。インタビューでは、当然お姉さんのことも話していらっしゃいました。小野不由美さんもコメント寄せてましたです。