なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • asin:4047272817:title」とにかく全体的にヤンキーな見かけ・態度の是光は、入学早々事故で入院、復学した日に出会った「皇子」ヒカルの葬式に出席していた。その帰り道に「拾った」モノは……。面白かったです。"文学少女"が好きだった人は楽しめるのではないでしょうか。あー、でも遠子先輩だけ見てた人は無理かも(笑)。源氏物語をモチーフとしたシリーズのようですが、この設定で続き出したら、次は見栄えがしないんじゃ……とつい思ってしまいました。これをひっくり返すだけのものが出てくればすごいなあ。朝衣さんがラスト邪魔しに来るのかと思ったんだけど、こなかったので意外だったー。私は帆夏ちゃん一押しですが、なかなか彼女は辛抱が必要そうなのでちょっと見てると辛いかも(笑)。
  • 魔法の夜を公爵と (ソフトバンク文庫NV)」公爵と結婚すれば、莫大な遺産が手に入る三人娘のうちの一人、ソフィーは背の高い自分の外見にコンプレックスを持っていて、けして結婚できないと思いこんでいた。友達として接している放蕩者のグレアムに叶わない憧れを持っていた。グレアムが思いがけず父の後を継ぎ公爵となってしまったことから、歯車が狂いだす。あ、三部作の最後から読んじゃった……ま、いっか。ソフィーの「正体」は全く気付かなかった……つか、前フリがあんましなかったような……まあいいけど。やっぱりソフィーの趣味「翻訳」があまり効いていない感じはするけど、他のラブコメ部分はとても面白かった。ソフィーもグレアムも、それぞれに良くないところがあって、それを認め合ってなおぽんぽんものを言える関係が、実に「いい大人」の関係ぽくてとてもよかったです。おすすめ。とりあえず私は戻って最初の作品から読むか……。二番目のが面白そうなんだが。

 こうやって気がついてくれるのを待っているだけじゃだめだ。思いきり彼をひっぱたいてこちらに引き寄せ、いままでの女を忘れさせるようなキスをしてやるのよ!
魔法の夜を公爵と (ソフトバンク文庫NV)」(セレステ・ブラッドリー・高里ひろ訳・ソフトバンク文庫)p209より