読了本
- 「東京ローカルサイキック」ある状態になると瞬間移動してしまう少年と、ある状態になると「浮かんでしまう」女の子。彼らの恋のゆくえは……。エスパーたちのラブコメ。エスパーだからといって特に得してない感じがよかった。木の上で、彼女から……ってのは素晴らしいですね!すげー大好物です!
- 「罪つくりな囁きを (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)」公爵令嬢として育ったのに、ある男のせいでいまさら庶子とされたマーガレット。看護婦として父の世話をしつつ、彼の行動をスパイしろと言われたが、彼は予想していた人物と違っていて……。面白かったです。アッシュが「近づかないで」と言われたら本当に近づかないで誘惑しない。あとはちょっとしつこいくらいに(にくよくではなく)彼女自身を認めていることを言ってくる。そりゃーほだされますわ。マーガレットもいい子。必死で兄を守ろうとして、ゆずらないところがかっこよかったです。ヒーロー側の兄弟関係もよくて、兄弟モノとしてもおすすめです。
- 「レナとつる薔薇の館 (ノベルズ・エクスプレス)」小森香折さんの新作。ヴィクトリア朝時代の少女が、父親を亡くしてひとりぼっちになり、「つる薔薇の館」にひきとられる……というお話。私の好きなネタが詰まっていて、これはそそられます。レナが「お金持ちにひきとられてうっきうき!」ってタイプでもなくて、メイドでよかったんだけどな〜というモードなのがまたよし。失うものがない子はこわいね。
- 「魔法の庭ものがたり13 おまじないは魔法の香水 (ポプラ物語館)」香水……とはレベル高くなって来ましたな。