なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • ただ忘れられなくて (ヴィレッジブックス)」女教師のフランシスは過去の因縁から、ロンドンへは戻ることができない身の上だった。大叔母の家からパースへ戻る途中に、大雪のために宿に泊まることを余儀なくされてしまう。とてつもなく無礼な男と一緒に……。二人で過ごした一夜を、フランシスは「思い出」として扱い、ロンドンへ一緒にいくことを拒否。拒絶されたことのないルシアスは、彼女を忘れられないことは「プライド」の問題だと思いこもうとしていたが……。フランシスがまー何度も断る断る!(笑)それに対してのルシアスもアタックアタック!最後には、もー超絶ロマンチックな、それが祝福できる物語となっていました!面白かったー。作中で、「にくよく」と「そうでないもの」を比較しているのもおおっ、と思った。なかなかそういうロマンスってなかったと思う。ロンドンで過去に起こしてしまったスキャンダルがあることをルシアスが推察できるだろーに、そこを調査する方向に行かないのかちょい不思議だったけど(笑)。ルシアスの妹たちも可愛らしかったので、そっちにも話広げてほしいなー。

「女ってなぜ、愚かにもすぐ恋に落ちてしまうのかしら」
「人にあげる愛をいっぱい持ってるからよ」
ただ忘れられなくて (ヴィレッジブックス)」(メアリ・バログ・ヴィレッジブックス)p194より

  • 危険な公爵を夫にする方法 (ラズベリーブックス)」家だけで一文無しになってしまった姉妹と従妹の三人のデビュタントたち。姉のエヴァはゆくゆくは公爵となる伯爵と出会うことができたが、彼は性急な結婚を迫ってくる。本当にエヴァは幸せになれるのか?以前読んだ「危険な子爵に愛してると言わせる方法 (ラズベリーブックス)」の最初の巻。最初っから正直に言っていればもう少しうまいこといったのかもしれないけど……という結婚後がメインの物語でした。二人とも、どちらもまーがんこで……エヴァの方が努力したりして、可愛らしいかなあ。ジェイドリッドは、愛人うはうは路線でしたが、結婚後は愛人をちゃんと切って偉かったけど、他はダメダメでした。公爵パパはもっと扱いよくてもいいのではー。けっこういい人だよね?