読了本
- 「夜風はひそやかに (二見文庫 ダ 1-1 ザ・ミステリ・コレクション)」結婚しなくてはならないラングストン侯爵は、ハウス・パーティを催していたが、夜な夜な何かを掘りに庭へ。それを目撃した、付添人のサラは彼に興味を持ち、あるアクシデントから彼の思いもかけぬ姿を目にしてしまう！冴えない自分のことで落ち込むのではなく、他人に優しくすることを知っているサラの態度は見習うべき姿勢だなーと思いました。あと、犬が！犬が！むちゃくちゃいいキャラでした！まさかラストまで活躍するとは。素晴らしいっす（笑）。ミスターフランクリンもナイス。面白かったです。
- 「Kissの事情-新装版- (KCデラックス なかよし)」高校生が主人公のキスをテーマとした短編集。奇跡の復刊（笑）。海野つなみさんの作品の中で、一番好きな作品集だったので、復刊はとてもうれしいです。いずれも、「フツーの恋愛」ではなくて、生きていく上でのしんどいこととか、禁じられたこととか、そーゆーモノをとびこえていくような気もちの良さ、哀しさ、嬉しさが描かれています。おすすめ！
- 「小煌女(4) (KC KISS)」SF小公女。シクサっちがいきなり落ちてる！よ！四人が四人とも、自分なりに「好き」な気持ちを堪えて、乗り越えていこうとする物語になっていました。
- 「サウダーデ(1) (KCデラックス)」小さなカフェの店員三人の物語。「いい話」ではなく、けっこう性格が悪い感じに一見見える店主の正体は……という話。「繕い裁つ人(1) (KCデラックス)」の作者の作品です。すっごく無表情な中に、という特徴があります。
