読了本 - なまくらどもの記録 ver.2

「ウチで、お茶でも。 (花とゆめCOMICS)」家を失って野宿していたいちえを拾ったのは、隣のクラスの無表情イケメンの内くん。内くんの家の四人兄弟と同居することになって……。新人さんです。このあらすじからはおよそ想像できないぐらい「どきっ☆」な感じではなく（笑）、実に白泉社らしい、のほほんとしつつも心にぐっとくる作品です。ずっと雑誌で読んでいたのですが、まとめて読むのもまたよいものです。いちえがとにかく、少女漫画らしい「美少女」「テンプレ的なイイ子」ではなくて、「真摯だけどほけー」というデフォルト「はにわ顔」なところがなんといっても特徴でしょう。そこに対して、四人兄弟はいずれも「フェミニスト」ではあるけど、よこしまではないところが、新鮮でとても面白いです。白泉社好きならぜひとも逃さないでほしい作品です。おすすめ！二巻も待ってるゼ！そしてそして、ねぼけ（無自覚）エロい内くん素晴らしい！（笑）

「もー心配！！心配で涎（よだれ）が止まんない……！！！」
「ウチで、お茶でも。 (花とゆめCOMICS)」（月崗ヤスコ・白泉社花とゆめコミックス）p48より

「恋だの愛だの 3 (花とゆめCOMICS)」一味もふた味も違った感覚のかの子と、かの子に夢中でありながらも全く振り向いてもらえないワイルド系美少年の椿くんの（ラブ薄）コメ。なんか、まとめて読むと椿くんの妄想度が激しくなってきていますけど（笑）。あの手とか手ブラとかって……少女漫画でアリなのか（笑）。