なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 赤絵そうめん―とびきり屋見立て帖」若夫婦のゆずと真之介が営む、京都の道具屋「とびきり屋」。時代は幕末ですが、それとはあまり関係なく、目先の欲ではないことを考えて行動できる真之介が気持ち良い。そしてゆずたんがかわいらしいのに一番かしこいところがまた。おすすめです。道具に対する姿勢が、わたしたちの本に対する姿勢と似ている気がしました。

 道具屋は"向き"をたいせつにする。数寄者には、それぞれ好みがある。その好みにぴったり当てはまるのが"真向き"である。
赤絵そうめん―とびきり屋見立て帖」(山本兼一文藝春秋)p123より