読了本
- 「初恋グランギニョル (ルルル文庫)」ゲーム好きが集められ、「恋愛ゲーム」が始まる？サスペンスあふれるラブあり、ミステリありの作品で、最近こういうの少女小説に皆無なので面白かったです。全員死亡でもよかったけど（笑）。鮎川はぎのさんは、他の作品でもミステリっぽいエピソードがあったりしたので、期待してます。ネットで知り合ったがゆえに、お互いの素顔がわからないというのも魅力的更にヒーローが昔からの知り合いだった！とかあるともっと盛り上がったかも。
「信じるな、すべてを疑え。すべてを懸けて楽しめ……」
千早「初恋グランギニョル」（鮎川はぎの・小学館ルルル文庫）p127より
- 「魔女のサマーキャンプ (創元推理文庫)」魔女として最近覚醒した姉妹が、サマーキャンプで出会う魔法がらみのトラブル。アメリカのYAラブコメ（コメディより）。アメリカのYAってちょっと苦手なのですが、今泉敦子さんの訳だからか、楽しく読めました。魔法がへたっぴな姉のレイチェルがちょーキュート。疎外感を味わいながらも、がんばって中に入っていくのもえらい！……あれ、これ、三作目なん？やってもた……ま、面白かったからいーや。つーか妹もかわいい……。姉妹ものが好きな人にもおすすめです。
- 「きみに出会うとき」YAのSF。なかなかない組み合わせでした。表紙のイメージとちょっと違ってた。
- 「風の市兵衛 (祥伝社文庫)」主人が心中した家へやってきた市兵衛は、算盤を武器に傾いた財政をなんとかするお助け人。心中の原因を調べるうちに、意外な方向に話が進んで……。ふーむ。人気があるのもわかる、アクションあり、しかしそれだけでもない、しかも市兵衛がチートといってもいいくらい完璧（笑）。いやー、そこでそーきちゃうとはー。ラストも女置いてっちゃうし（笑）。お前は西部劇のヒーローかってくらいなもんでした。あはは。
