読了本
- 「何度でも君に温かいココアを」小瀬木麻美さんのデビュー作。最近ではあまに笑うこともあるけれど、たいてい無表情で活字依存症の美人のママの謎を解くため、京都に向かった娘が出会ったのは……。たまに青臭いところもあるけれど、なかなか面白かった。彼はちょっといい人すぎませんか。女の人の方がリアリティがあった。こんな夫婦仲のいい家に生まれた、思春期のこどもはちょっとしんどいかも(笑)。
その一瞬、パパがとても格好よく見えた。不思議だ。ときどきこんなふうにパパは、ママとの一瞬のからみで、イケテル男に変身する。ただし、ウルトラマンより持続時間は短い。
「何度でも君に温かいココアを」(小瀬木麻美・ポプラ社)p227より
- 「ちりぬる命: 奥方様は仕事人 (光文社時代小説文庫)」奥様は仕事人シリーズ完結巻。ラストは見応えがあった。やっぱり旦那様がいないと、るいたんはだめっすね!活劇もあるけど、るいたんの旦那らぶらぶっぷりをニヤニヤ眺めるのが面白いシリーズでした。
平左衛門が他の女子、そう、たとえそれが自分であろうとも、褒めるのが気に入らなかった。
「ちりぬる命: 奥方様は仕事人 (光文社時代小説文庫)」(六道慧・光文社文庫)p301より
どんだけらぶらぶなんだよお前ら。
- 「理系クン」理系男子の生態を描いたコミックエッセイ。っても、ほぼインドア男子……というか、オタクと外から見られる男子の話だった気がする。「理系だから」ではなく。私も男に生まれたらこんな感じだったろうと思います。へい。
- 「となりの柏木さん (6) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)」オタク男子と隠れオタク女子のなかなか恋愛に進まないラブコメ。親友同士が……ええっ、デレるの?柏木さんたちがこんなんだったらきっと話が終わってしまう(笑)。
- 「はじおつ。 (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)」はじめてのおつきあいを続けるふたりのお話。今回は、はじめての「彼氏・彼女のともだち」から。