読了本

• 「図南の翼 十二国記 (新潮文庫 お 37-59 十二国記)」ある豪商の娘が、周囲から見たら「無謀」な冒険にでかけるところから始まる物語。解説の北上次郎さんはここから読んで全く問題なし！と押し押しの、シリーズから見たらかなり独立した物語ですが、やはり、他の作品のあの人が……！というところを楽しんでほしいので、私はシリーズ順に読んでほしいわー。それだけの他の作品とは違う楽しさがあるのもわかります。珠晶の聡明さは見るだに明らかで、でもそれでこその苦しみと「天恵」が与えられているわけなのです。がしがし珠晶が進んでいく過程も読んでみたいよな〜でかぶつの朴念仁っぷりも。そして、やはり利広のとっぽさが目をひきます。

「大莫迦者っ！」
珠晶「図南の翼 十二国記 (新潮文庫 お 37-59 十二国記)」（小野不由美・新潮文庫）p397より

• 「部活アンソロジー2 「春」 (ファミ通文庫)」石川博品さん、黒！黒！これは春なんだよ！？（笑）