2008-02-17 読了本 読書 今日のひとりごとに読書感想を追加。 「木洩れ日に泳ぐ魚」一室に一組の男女がいた。彼らは、夜が開けたら別れることに決めていた。たとえその夜が、どういう結末を迎えようとも。始まりは一年前。ある男に会ったときから始まった……。恩田陸さんにしてはめずらしく、男女のどろどろなところがあふれる作品でした。んー、ラストのすぼみは今回はなかったけど、全体的に面白くなかった。 「秋の牢獄」ちょっと不思議な短編三作収録。表題作は、秋の一日にとじこめられた女子大生の話。諦観、がこの人の持ち味かもしれないと思いました。内でじりじりするものが残っていても、じっとしてみる、というような。