読了本
- 「ビキニンジャ・ドキッ 1 (1) (ガガガ文庫 み 4-1)」忍者が地域に根ざしている日本。美姫尼（ビキニ）の里に住む、ビキニをまとった忍者、ビキニンジャの末裔であり、若くして免許皆伝を果たしたゆりえは、地方都市へ母親を探しがてらホームステイ（忍者ステイ）することにした。家に忍者がやってきて、小学生男子と父親は大喜びだが、母親はゆりえを厳しくしつけ始める。わー、フツーに面白い。タイトルこそ、エロか？といったタイトルですが、中身はごくまっとうな忍者うちにきちゃったよ（しかも女の子）といった物語（ちょっと熱め）。ゆりえちゃんが、ごくごく一般の……というかピュアな娘さんで、素直で可愛らしい。男子も小学生だから何するわけでもなく。忍者ハットリくんが女の子だった、ぐらいなもんですよ。ただ、スクール水着やけにビキニはエロいね（笑）。熱血＋家族ものとしてフツーに楽しめました。あー、でも、忍者パートと小学生パートに開きがありすぎて、ちょっと同居するのは辛いですね。小学生パート、なごむのですが。
- 「せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)」フルメタル・パニック！シリーズ最新刊。テッサを中心として反撃を開始したミスリルだが、苦戦を強いられていた。テッサはわずかな手勢と共にヤムスク11というソ連にある廃墟へ調査に行くことにする。ある不思議な現象が起きるヤムスク11で、テッサは宗介に対してウィスパードについて説明を始める。ウィスパードたちを囲む謎が少しずつテッサから語られます。この謎について、宗介やかなめはあまり興味がなさそうなので（笑）、テッサたんかレナードたんしか語ってくれなさそうですよね。レナードたんも壊れ始めて、物語が終息に向かっているなと感じました。そうかー、やっぱり宗介と……という構図に戻るんだ、とわくわくしてきています。宗介はまっすぐで、頑固で、愚直だけどそれだけにみんなから何かを持っていると思われる人物像だなと思いました。わんこわんこ。
……うーん、この展開はちょっとどうかなー。あれはいいけど、こっちはねー……ねたばれすぎてなにもかけん。もんもん。まあ、次がラストらしいので、楽しみです。廃墟の設定は新鮮でした。今までにない設定ですね。動機は……ちょっと、ああそんなもんなのと思わないでもなかった。
