読了本
- 「走れ、真実への細き途 幻獣降臨譚 (講談社X文庫)」やっと巫女姫シエネスティータの近くへたどり着いたアリアたちだったが、彼女自身からの警告を受け取り、対面を諦める。そしてアリアの知らぬところで、王家はアリアを拿捕しようと輪を縮めてきていて……。危機一髪になるのかとおもったらすかっと肩透かし。うーん、やっぱり私の好きではない方へどんどんきている気がー。残念ですが、図書館で借りて読むコースにはまっています。シェナンはだめだめ王子の典型ですなー。これでシェナンとくっついたら非難ごうごうだよ(笑)。私は一番ライルがカップル的にはいいなと思うのですが、ダメフラグを主人公直々にたてられちゃったからな(笑)。いやー、こんな正々堂々と正面からダメフラグ立てる主人公ってどうよ。仕方ないので、ライルくんにはロリコンになってもらうしかー。大穴でシエネスティータさまとくっつくもありですよ〜。しかし、王家はシエがいっぱいいて、見分けづらい……。この作品が好きな方は、「月華伝 上 (講談社X文庫 ホワイトハート)」がおすすめです。シビアでがしっとした王女様がやってくれます。
- 「日傘のお兄さん (新潮文庫)」幼い頃、日傘のお兄さんと遊んでもらった記憶のある中学生が、あの「お兄さん」と再会したが、彼はネットで「怪しいロリコン」として手配されていた、という表題作を含めた短編集。表題作が一番面白かった。ロリコンのおにーさんと中学生のらぶらぶストーリー。ネットの押し迫るような感じはとちゅうまでで、とちゅうからは、二人のつながりに安心して読めた。ほとんどの作品は、「イマドキの女の子」が主人公。おばさんはついていけないかも……。(^_^;)
「ひとりぼっちになったお姫様を、王子様はとりあえずさらうことにしました」
お兄さん「日傘のお兄さん (新潮文庫)」(豊島ミホ・新潮文庫)p153「日傘のお兄さん」より
- 「リリアとトレイズ V 私の王子様〈上〉 (電撃文庫)」「リリアとトレイズVI 私の王子様〈下〉 (電撃文庫)」リリアとトレイズシリーズはとりあえずこれで一区切りだそうで。列車で北国へ旅行へ出かけたリリアとアリソン母娘だが、列車事故で立ち往生。そこへやったきた列車に乗っていたのはあるVIPと、彼らも知る人たち……。まあいつものノリで。ライバルはいままででてこなかったので、その点では興味深いですが、また列車ですかと思わないでもない。飛行機だしてよ飛行機!変態くんはなんだかなー(笑)。
台詞は……トレイズ、お前そんなんだからヘタレ扱いなんだよ……。しかし、少佐は立派になったなあ……アリソンはおとなしくなったか。
「ぼくは、おんなのこにちゃんとまもってもらえるりっぱなおとこになる!」
トレイズ「リリアとトレイズVI 私の王子様〈下〉 (電撃文庫)」(時雨沢恵一・電撃文庫)p214「王子観察記」より