読了本

• 「舞姫恋風伝―廃城の反乱 (ルルル文庫)」シリーズ二巻目。后となった愛鈴は、帝である慧俊に愛され、幸せだった。しかし、愛鈴の弟が都に来たことから問題が起こるはじめる。性急な改革は確かに反感を寄せるでしょうが、謀反を起こしたら即死罪だろ！というつっこみをどうしてもしたくなります。いやー、あの解決法は無いね！確実に！逆恨みして脱走、徒党を組んで再度謀反を起こしてください！（笑）いくら甘々小説とはいえ、これはないなーと思いましたです……。
• 「我が家のお稲荷さま。〈4〉 (電撃文庫)」シロちゃんが鬼の元を脱走、透の元へ戻ってきた。透たちは鬼たちの手から逃げられるのか？今回はシリアスあんどバトルが大目でお送りしております。あまりこの成分、このシリーズに多分には必要ないと思っているので少し読みづらかった。

• 「銀月のソルトレージュ5 針のように細い銀の月 (富士見ファンタジア文庫)」特殊な「魔術」をそれぞれが駆使できる不死人たちの争いに巻き込まれた平凡な一少年に見えた彼の正体は……というところから始まったこのシリーズも最終巻。戻ってきたリュカは、平穏なときもそこそこに、新たな闘いへと足を踏み出す。魔術の描写が美しく、第一巻からもわかるとおりに、すさまじい展開を見せたりするので読み続けたシリーズですが、後半ちょっとついていきづらかったです。見せ場自体はいいシーンだったりはするんだけど、感情がついていかないというか。なかなか難しいものですね。

「だから……あんたが、自分で、選んでくれ」
リュカ「銀月のソルトレージュ5 針のように細い銀の月 (富士見ファンタジア文庫)」（枯野瑛・富士見ファンタジア文庫）p341より