読了本
- 「ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)」読了。「タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)」の続編。フランス田舎料理店「パ・マル」を舞台にした日常の謎もの。おお、続編もいいっすね!ラスト三編ぐらいは、「パ・マル」が舞台ではなかったのでちょっと面白さが半減でしたが、その分最初の方の話が面白かった。つか、三舟さん萌え(笑)。
「い……いったいなにをっ……」
三舟「ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)」(近藤史恵・創現クライム・クラブ)p114より
- 「二人道成寺 (本格ミステリ・マスターズ)」歌舞伎界を舞台にしたミステリ。サラブレッドの妻が火事で瀕死の状態となった事件について、彼のライバルと噂されている人物が調査を依頼してきた。なかなか面白かった。近藤史恵さんの他の作品も読んでみようと思う。
- 「菜種晴れ」農家の次女が、五歳にして江戸の大店に跡取り娘として迎えられる話。五歳時点の話が半分くらい、あとは後日談みたいな。絵に描いたような、というような苦労話とこの子はすごいのねみたいな話で、どのあたりが面白いのかよく理解できなかった。残念。
- 「シンデレラ迷宮 (集英社文庫―コバルト・シリーズ)」リネが気がつくと、記憶をなくしていて三人の女の人に責められていた。招いておいてその態度はなんだと言うのだが、リネは招いた覚えなんてもちろんない。これはいったいなんなの?図書館で棚においてあったので久々に再読。中学生の頃、とても好きな話だった。んー、続編の方がより好きだったかな。大人が読んでも瑕疵の無い話だと思う。やっぱり、氷室冴子さんは大人っぽいよな、感情とか。
- 「世界のあたり前の家2手わざが光るモロッコ暮し (世界の「あたり前の家」 2)」モロッコの素敵な家だけではなく、一般の人の家も取材してまとめられた写真集みたいな本。モデルハウスみたいではなく、人が生活しているような雑貨がそのまま置いてあるのが好ましい。最近、インテリアには興味を無くしているのだが、壁掛けとかあるといいかもなーと思った。