読了本
- 「雪月の花嫁 (コバルト文庫)」フェリアナは生まれてからずっと会ったことのなかった貴族の父親によって迎えられ、そのまま結婚することになった。その聡明さを隠し、じっと観察する彼女と、結婚相手はうまくいくのか?樹川さとみさんのシリアスはあまり読んだことがなかったです。気が強い、というまではいかないけれどしっかりとした聡明なフェリアナはなかなか好感がもてるキャラクターでした。シリアスだけど、悲劇的な方向に行かないのは、さすが樹川さんだと思いました。
プライドはフェリアナの最後の砦だった。
「雪月の花嫁 (コバルト文庫)」(樹川さとみ・集英社コバルト文庫)p135より
- 「ねむりねずみ (創元推理文庫)」梨園が舞台のミステリ。夫婦としての形式だけなのではないかというふたり。うーん、どうも私は梨園ものがあまり好きではない……?いや、近藤史恵さんの初期作品があまり合わないのかも。どうもキャラクターがあまり好きではないんですよね……。どろどろ系というか。