なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • “本の姫”は謳う〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)」最終巻。アンガスはバニストンへ戻り、レッドと対決することに。一方、聖域サイドではある人物の物語がかたられる。姫の正体、そして聖域サイドも含めて物語は収束していく。アンガスはまっとうすぎていまいち入りきれないなあ、セラもしゃべり始めたらなんだかなーと思っていましたが、聖域モードが面白かったので今まで読んでいました。アンガスはとちゅうからちゃんとダークサイド入りしてくれたけど、自己完結しようとしていたのでちょっと減点。まあ最後は収まるべきところに収まった、という感想かな。期待していたほどはぐっとこなかったけど、やっぱり姫はいいなあ。台詞もいいものがたくさんありました。聖域サイドのネイティブたちに祈りを捧げます。

 立ち上がれ 目を開け
 我らは   一人ではない
 時が果てる その日まで
 私は汝と  共にあろう
“本の姫”は謳う〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)」(多崎礼中央公論新社C Novels Fantasia)p239より

 「神様のおきにいり (MF文庫J)」として出ていた、家に昔から居る守り神の珠枝さまとご家族のような雰囲気の妖怪たちの話が、こ、こんなにもふもふにつくりかえられてシリーズ出直しとは……(血の涙)。そんなに萌えがあってらぶこめがなければだめですか!MF文庫Jのばかぁ。前作の、妖怪と人間の違いの描き方がとても好きだった私にはショックすぎますぅ。ぐはぁ。

  • flat (1) (BLADE COMICS)」わりとなんも考えてないけど、お菓子をたまにつくったりするのが好きな男子高校生、平介の家にたまにやってくることになった幼児、秋くん。秋くんは超忍耐という技を身につけていたが、平介がお菓子をくれたりして、すっかり平介のことが大好きになってしまった。平介もそれはそれで悪い気はしなくて……。という日常を描いたマンガ。Amazonさんにおすすめされたのだが、よかったー。連続で二回読んでしまった。おすすめっす。秋くんかーいいし。子育てまではいかない、ただたまにかまってあげるくらいの関係だから成り立つんだけど、秋くんはもう思いっきりらぶ全開なわけで。ここに落とされる女子はいるでしょ。良い意味でマッグガーデンぽくないと思う。鈴木有布子さんにちょっと似た感じかも……違うかな。絵ではなく、雰囲気の話で。